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【北限のゆず】ゆず狩りサポーター2019でゆず狩り初体験!してきました。

2019.12.16
収穫直後の「北限のゆず」

こんにちは。ぴーぷるに10月入社いたしました新人タカハシと申します。

11月16日、「ゆず狩りサポーター」として陸前高田へゆず狩りに行ってまいりました。

「ゆず狩りサポーター」って?

陸前高田では、一部民家で古くからゆずが栽培されておりました。高緯度にも関わらず元気に育っており、毎年多くの実をつけます。中には樹齢200歳、江戸時代から栽培されている木もあるそうです。

酒造メーカーの企画で、ゆず酒として利用されるなど、高いポテンシャルを秘めている陸前高田のゆず。にも関わらず、栽培と収穫の難しさも相まって、これまではあまり注目されていませんでした。そんなゆずを、陸前高田の新たな特産品とすべく、地域ブランド「北限のゆず」を立ち上げたのが「北限のゆず研究会」。ぴーぷるは、そのサポーター企業として協力させていただいております。そして、ゆず収穫と「北限のゆず」の周知、アピールを兼ねて、研究会が毎年募集しているボランティアが「ゆず狩りサポーター」になります。

ゆず狩り開始!

ゆず狩りが行われるのは毎年11月。サポーターの募集はその中で日程を数回に分けて行われており、ぴーぷるからもメンバーが送り込まれております。

この日お世話になったお宅のゆずの木

新人タカハシの当日のターゲットは、集合場所から15分ほど車で移動したお家の畑に生えている立派なゆずの木。脚立と比較してもその大きさがわかりますね。タカハシと他の参加者の方々、合計8人で、一日かけて収穫のお手伝いをさせていただきます。

ゆずの木は枝も幹も丸ごとトゲだらけです。似たような柑橘類のみかんをご想像の方にはちょっと意外に思われるかもしれませんが、また別種の柑橘類である「からたち」をご存知であれば納得いただけるかも。

トゲと手袋の比較

この想像以上に長いトゲと、長い歴史と共に大きく育った木の高さが収穫の壁です。

高枝切り鋏での剪定と収穫

木の高さは高枝切り鋏で、トゲは分厚い手袋で、それぞれ乗り越えていきます。

高い位置のゆずは剪定ついでに枝先ごと切り落とし、地面に敷いたブルーシートの上でヘタを短く整形。その後、更に傷が無いか、大きさは十分かを基準に選別を行います。

選別の前のヘタ整形の様子

実はタカハシ、ゆず狩りの現場は足元が悪く風が強いとの事前情報を入手しておりましたが、当日は天気に恵まれたおかげで足元の状態もよく、風もそれほど強くない、これ以上ないゆず狩り日和でした。

作業に没頭する一日は本当にあっという間です。釣瓶落としの夕日を背に、狩り終わったゆずの木を眺めます。

1日作業した後のゆずの木

まだ少しゆずの実が残っていますね。残りの実は、後の日程に参加されるサポーターの皆さんにお任せしましょう。

この日の作業で収穫したゆずはこちら。

トラックに積まれた収穫後のゆず

一箱最大20kg入るカゴが10箱。担当の方いわく、この日の収穫量はかなり多め。少なく見積もっても150kgはあるそうです。収穫されたゆずは加工され、お菓子やお酒を始めとした様々な「北限のゆず」ブランド商品になります。

「北限のゆず」のこれから

現場からの帰り道に紹介していただいたのですが、北限のゆず研究会では、現存するゆずの木の収穫以外にも、専用の農園を設け新しく植樹も行っているそうです。

新しく植樹されたゆずの木

こちらの木は平成26年3月に植樹されたもの。昨年ようやく実が生り始めたそうです。高さは人の背くらいで、枝の張りも小ぶり。専用に育てられただけあって収穫が比較的容易な、これからの「北限のゆず」ブランドを支える(今年で5年目の)新人です。

タカハシはぴーぷるメンバーとして参加いたしましたが、一般参加の方も数多く参加されています。毎年参加者が増え続けているというゆず狩りサポーター。タカハシの参加した日は、なんと県外からお越しいただいた方までいらっしゃいました。「北限のゆず」ブランド、これからもますます注目が高まっていきそうですね。