昨年、滝沢市近郊で大きな反響を呼んだ情報発信STUDYが、今年も開催されました!2018年10月から2019年3月までの半年間で、岩手県内外から多数の講師をお招きし、約30回にものぼる講習会が実施されます。
この情報発信STUDYは、滝沢市市民環境部地域づくり推進課と、滝沢市内の広告プロダクション 哲学堂が手がける地域人材育成業務で、「稼ぎ」の底上げにつながる発信力を高めることを目的とした実践型の講習会です。
個人や企業の発信力を高めることで、地場企業の製品やサービス、企業や人の魅力をより良く伝えることができ、地域経済の活性化を図ります。IT関連産業に力を入れている滝沢市ならではの取り組みで、ひーぷるも協力企業としてご協力させていただいております。
初日のスタートアップ講演は、あの澤円氏!
2018年10月15日(月)に開催されたスタートアップ講演に登壇されたのは、日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員の澤円(さわ まどか)氏。
マイクロソフトテクノロジーセンター センター長 兼 サイバークライムセンター日本サテライト 責任者、株式会社「圓窓」代表、琉球大学客員教授など幅広い経歴をお持ちの方です。
プレゼンテーションやコミュニケーションの講演や研修を広く行っている澤氏。今回は情報発信スタディでの講演のため、初めて滝沢市を訪問したとのこと。2017年には、266回ものプレゼンを行ったという澤氏が今回スタートアップフォーラムとして登壇されるとのことで、募集定員が99名にも関わらず満員御礼となりました!
今回「稼ぐ力をつけるプレゼンの法則〜プロだけが知る勘所〜」と題し、プレゼンの極意を講演していただきました!
プレゼンの達人が教える 3つのテーマ
講演は『ビジョン』『核』『実践テクニック』の3つのテーマを軸に構成されていて、それぞれのテーマについての事例やプレゼンに関する心構えを交えながら『プレゼンテーションの”考え方”』をレクチャーしていただきました。
プレゼンの『ビジョン』
まずは「ビジョン」について。みなさんも様々なシチュエーションでプレゼンをされたことがあると思いますが、「ビジョン」を持ってプレゼンを行ったことはありますか?
澤氏は、プレゼンは聴衆が聞いたあとにアクションをしてくれることをゴールとしなければいけない、と語ります。
さらに『ビジョン = 聴衆のハッピーな未来の姿』と定義することで、「誰が」「どのように」ハッピーになる?までを逆算して考えることが重要とのことでした。
プレゼンの『核』
続いては、プレゼンの『核』について。
プレゼンを行う際に、つい意識が向いてしまうのがプレゼンでの「立ち振舞い」や「話し方」について。しかし、澤氏はプレゼンは”事前準備”が重要だと語ります。
そのためには「自分がどんな人物か?」を棚卸しして、プレゼンをする「理由」を文字で書き、必ず『言語化』することが必要になるそうです。
自分の棚卸しができたら『体験』として語ります。体験を語り『共感』を得ることで、人は自分ごととして考えて動きます。聴衆がプレゼンを持ち帰ったあと、どんな場面で共有されるか考えることが大事だといいます。
実践テクニック
最後は、プレゼンにおけるテクニックについて。
このテーマでは、スライドの作り方のコツや、話す内容、立ちふるまいなど、NGの事例を交えて紹介していただきました。澤氏によると、自分がプレゼンする様子を撮影して確認すると、無駄な動きや口グセが一目瞭然になるのでオススメだといいます。
澤氏への質疑応答
澤氏の1時間の講演のあとは、休憩を挟んで質疑応答の時間が設けられました。来場者が直接澤氏に質問を投げかけ、アドバイスを頂くという貴重な時間となりました。来場者からはプレゼンに関する質問だけでなく、澤氏のキャリアやSNSの使い方から、教育やコミュニケーションなど幅広い質問があがりましたが、明快に答えていく澤氏が印象的でした。
情報発信STUDY 今後の日程は
情報発信STUDYでは、今後も岩手県内外から多種多様の業種に携わる講師をお招きして、情報発信力を強化するための講演を行っています。
気になる次回の講演は、2018年10月29日18時より開催される『選ばせる言葉や無視できない表現の作り方』。
さわや書店フェザン店で話題になった販促企画「文庫X」の仕掛け人の長江氏と、さわや書店外商部商品管理部長の栗澤氏が、商品を手に取らせ、競合に勝つための「選ばせる言葉の表現」を語ります!
そのほかにも続々行なわれる豪華な講習会は、情報発信STUDY2018のウェブサイトからご確認いただけます。ご友人、お知り合いをお誘い合わせの上、ご参加ください!